映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」の感想

思い出深いのはこの作品「黒崎くんの…」もそうで、後に『君の膵臓を食べたい』『センセイ君主』『響-HIBIKI-』などを監督する月川翔監督の作品。テレビドラマからの映画化で、ドラマが本筋みたいな所はあるんだけど、この映画、ラストがすごくいいんですよ。ここを押すとTwitterで書いた感想モーメントが全部表示されますでもネタバレしていますが、本当に黒崎くんの言いなりにならないという。いわゆるドS王子様系の物語をちゃんと踏襲しつつ、その先を描くという。『センセイ君主』のラストもそうなんですけど、月川翔監督それこそ学校の先生みたいな所があると思うんですよね。欲望に答えつつ大切なことを教えるという、ポルノでもあり性教育でもあるというサブカルチャーの真髄を見せている。お薦めです。あと、この『黒崎君』を見に行った多摩パルテノンのイオンシネマ中島健人さん主演の『ニセコイ』のデートコースになっていて不思議な気分でした。黒崎くんを見にいった場所に黒崎くんがいるよ!的な。